筋肉量を知ることはどのようなことが分るのでしょうか?
筋肉量は基礎代謝量を決めることになるのです。
基礎代謝量が増えれば痩せやすい体に改造され、免疫力も強くなって健康な体になります。
基礎代謝量を高めるために、必要な数値を見てみたいと思います。
筋肉量を女性平均の年代別で見てみました。
このページの内容は
筋肉量や筋肉率とは?
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人間の体は骨、筋肉、内蔵などからできています。
筋肉率とは体重の筋肉の占める割合です。
基礎代謝量とは、呼吸や心臓体温維持などただ生きているだけの、生命活動を維持するために使われるエネルギー代謝の量のことです。
この基礎代謝量が変化することは、筋肉量が変化することなのです。
筋肉量が減少すると基礎代謝量が低下してきます。
筋肉量が増えると基礎代謝量は増えてきます。
食べても太らない人がいます。
そのような人は基礎代謝量が高いといえるのです。
そして、余分なものを体外に出しやすくしてくれます。
筋肉量は個人個人違いますが、年齢とともに減少してきます。
筋肉量の女性平均について
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筋肉量の計算方法は下記のようになります。
- 体重×体脂肪率=体脂肪量
- 体重-体脂肪量=除脂肪体重(脂肪を除いた体重)
- 除脂肪体重÷2=筋肉量
- 筋肉量÷体重=筋肉率
体脂肪率は数式では計算できないので、体重から割り出すことは不可能です。
筋肉量を計算するには体脂肪率をあらかじめ把握しないと計算できません。
ですから、筋肉量はあくまでもおよその数字ととらえる方がよいでしょう。
筋肉量は年齢とともに減ってきます。
年齢別の筋肉量を計算して、自分の筋肉量が平均かそうでないかが分ります。
その上で肉体改造を計画的に行うことが大切になってきます。
年代別平均体重
10代平均体重47.3kg
20代平均体重51.6kg
30代平均体重52.0kg
40代平均体重55.5kg
50代平均体重55.0kg
60代平均体重53.3kg
70代以上 50.3kg
政府統計から参照したものです。
筋肉率の年代別平均
20代平均筋肉率39%
30代平均筋肉率37%
40代平均筋肉率33%
50代平均筋肉率30%
60代平均筋肉率26%
70代平均筋肉率23%
筋肉量の平均は
BMI 24.9以下 男性22.0kg 女性14.0kg
BMI 25.0以上 男性24.0kg 女性17.0kg
体脂肪率平均
BMI24.9以下 30%
BMI25.0以上 25%
体重と筋肉率の年代別が分りますが、筋肉量が表示されたものがありません。
男性と女性を比較すると、大体6~8kgの筋肉量の平均差があることが分ります。
女性のすらっとした体と、男性の筋骨体型とは骨ばかりでなく、筋肉にも差があるのです。
女子10代の筋肉量の平均
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10代の筋肉量平均は
- 47.3kg×25~30%=11.8~14.1kg(体脂肪量)
- 47.3-(11.8~14.1)=35.5~33.2kg(除脂肪体重)
- (33.2~35.5)÷2=16.6~35.5kg(10代女性の筋肉量)
となります。10代女子の場合筋肉率がでていないので、体脂肪率から計算しています。
女性20代の筋肉量の平均
20代女性の筋肉量平均は51.6kg×39%=20.1kgが平均となります。
20歳代といえば一番体が充実している時期です。
身体機能も平均筋肉量も25kgから50kgまであるといわれているのは、男性の若者ではないでしょうか?生活面においても活動的で、平均筋肉量も維持されやすいといわれているのです。
しかし、現代の女性の若者たちは、ジョギングはされていますが、体をあまり動かす趣味はされてないようです。
その点男性の若者たちは、ジョギング、サーフィン、スノーボード、ロードバイクと、若者の間でも流行っているので平均量が維持されやすいです。
女性30代の筋肉量の平均
30代の筋肉量平均は52.0kg×37%=19.24kgが平均となります。
これは筋肉量÷体重=筋肉率となっていますので、これを逆算したものです。
ですから、正確な数字ではなく大まかな数字であることを、頭に入れておくことが大切です。
体脂肪率から計算しても同じような数値になります。
30代になると20代のころと違って、完全に筋肉を維持する人たちが減ってきます。
運動をする趣味を持っている人と、そうでない人により違いが大きくなりますが、筋肉量に関しては20代とあまり変わりません。
女性40代の筋肉量の平均
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40代の筋肉量の平均は 55.5kg×33%=18.3kgが平均となります。
BMI平均値は22.27です。
女性の筋肉量の平均はBMI が24.9以下だと14.0kgで、BMI25.0以上だと17.0kgです。
しかし、上限、下限ともに2-5kgの平均筋肉量の幅があります。
40代になると体の変化が現れやすくなります。
女性ホルモンが急激に減少し、生理不順などの体のリズムが乱れてきます。
血圧や血中コレステロールが増えたりします。
骨や血管ももろくなり体力が落ちてきて、疲れやすくなります。
女性の50代の筋肉量の平均
50代の筋肉量平均は55.0kg×30%=16.5kg が平均となります。
50代になると、極端に筋肉量が減少してきます。
膝への負担が大きくなり、膝痛に悩む人が多くなってきます。
また、筋肉量が低下することで、つまずきや転倒が起こりやすくなって骨折などにも悩まなければいけなくなります。
女性の平均筋肉量は23kgから45kgくらいで、この時期になると今まで日常生活で行ってきた、よいこと悪いことが体にでてくる時期でもあります。
60代の筋肉量の平均
60代の筋肉量平均は53.3kg×26%=13.85kg が平均となります。
60代になると運動習慣の低下や、退職、入院などといったライフワークにおける変化が起こってきます。筋肉量は2-5kgの筋肉量の低下が起こり、かなり個人差がでてきます。
女性の場合は習慣的に買い物や、お掃除、また、近所付き合いなどで運動量が男性に比べて多いです。
70代の筋肉量の平均
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70代の筋肉量平均は50.3kg×23%=11.56kg が平均になります。
このころになるとものすごく個人差がでてきます。
昔のような感覚ではなく、元気な人はかなり元気な人も見受けられます。
しかし、足腰が弱くなり寝たっきりになる人が増えてくる年代です。
筋力と筋肉量の違いとは…
動画で筋肉量について説明しています。
参考にして下さい。
筋肉率と筋肉量について
筋肉量の平均は性別や年齢により変化します。
また、個人差はかなりあります。
筋肉率と筋肉量が少ない場合
筋肉量が少ない場合基礎代謝が低くなっています。
体脂肪量が多くて筋肉率の低い場合は、運動不足で生活習慣病のリスクを抱えているといえるでしょう。
食事・栄養・筋トレ・有酸素運動を同時に取り入れ、体質改善を行う必要があります。
筋肉率は低いが筋肉量が多い
筋肉量が多い人は基礎代謝量が高いです。
しかし、体脂肪の割合が多くなっているため無駄な脂肪があります。
体脂肪を減らすためには、有酸素運動と毎日の食事の栄養素の見直しが必要です。
筋肉率は高いが筋肉量は少ない
筋肉量が少ないので基礎代謝量が低くなっています。
体脂肪も少ないため筋肉率の割合が高くでてきます。
太りたくても太れないハードゲイナーやマラソンランナーに多いです。
この場合は基礎代謝が基本的に高くありません。
一度運動をやめたり、暴飲暴食になると太ってしまうことがあります。
基礎代謝を高めて、筋肉量を増やす場合は、たんぱく質を十分摂りながら、筋トレに時間をかけてやって有酸素運動はほどほどに抑えることが大事です。
筋肉率が高く筋肉量も多い
体全体で筋肉量も多く、基礎代謝も高く、体脂肪も低いため理想的な体です
基本的には今の体を維持していけばよいです。
適度な筋トレ、有酸素運動、食事のバランスに気をつけながらペースを保ちます。
まとめ
「筋肉量を女性平均の年代別に見てみました」が筋肉量を上げることはすなわち基礎代謝量を上げることに繋がります。
基礎代謝量が上がれば、免疫力も強くなります。
筋肉量を知って筋トレと食事管理に役立ててください。